海外旅行は団体だと割高!? 〜ホテル編〜

団体割引は日本人の感覚

大人数の団体で行けば様々なメリットが受けられる。日本人にとって「団体割引」という言葉は当たり前のように使われている。

では、海外旅行の場合でも航空会社や現地のホテルに対して「団体割引」は存在するのだろうか?

おそらく当たり前のように存在すると思っている方が多いのではと思うが、

答えは「存在しない」である。

団体でメリットを受けられる「スケールメリット」という感覚は日本人に限ってのものであり、海外では大人数の団体(人数にもよるが)は基本的にデメリットが多く、「スケールデメリット」なのである。

では、それは何故なのだろうか。

日本人の感覚から言えば、団体客は一般客に比べて早いタイミングで予約が入るし、大人数が一発で予約が入るという点で優遇されると考えられている。

しかし、そうは考え無いのが航空会社や海外のホテルなのである。

◆ホテルの場合

ホテルの場合は、宿泊料金だけではなく、宴会場の料金や食事料金など、他にも収入源があるため、トータルしての収益を考えざるを得ない。団体客の場合は、個人客に比べて、観光や食事などが決まってしまっているため、宿泊以外の収入が見込めないケースが多い。

また、団体客は個人客に比べて、直前の人数調整に伴う減室などのリスクもあり、また、ホテル側の手間も多くかかるといった現状も見受けられる。

そういった点を総合的に考慮して、客室が埋まるのであれば個人客を取りたいといったホテルが多いということが言える。

名称未設定

◆ ホテル数自体が限られている

そもそも、海外(特に欧米)では団体旅行というもの自体が日本のように当たり前のようになっていないため、そこまでたくさんの客室を持っていないホテルが多いという実態もあり、団体客が利用できるホテルが限られているということも、団体客の料金が上がる仕組みの一つであると考えられる。

インターネットの普及に伴いホテルが直前でも直接予約を受け付けることができるようになっている現在では、団体客を受け入れるメリットがホテルによって少なくなっているのかもしれない。

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